中国では現在、18の省(自治区、直轄市)にある38の対外開放港で、54か国の旅行者に対して72時間または144時間のトランジットビザ免除政策を実施している。
中国国家移民管理局が7月5日に行った発表によると、今年1月から6月までの外国人の入国者数は152.7%増の1,463万5,000人で、短期ビザ免除措置による訪問者数は190.1%増の854万2,000人に上ったという。
国家移民管理局報道は「短期ビザ免除措置の拡大により、人的交流や経済交流が一層活発化している」との認識を示している。
トランジットビザ免除措置が適用されるには、次の3点の条件を満たす必要がある。
・72時間もしくは144時間トランジットビザ発給対象国(日本を含む54カ国)の公民であること。
・本人の国籍を証明できる有効期限3カ月以上の国際旅行証明書を所持しており、中国を経由して第三国・地域へ入境する条件を満たすこと。
・72時間もしくは144時間以内の搭乗日と座席が確定された第三国・地域への乗り継ぎ航空券または関連証明書類を所持しており、記入済みの外国人入国カードを持ち、入国審査ブースで入国管理官の質問に応答すること。
これらの条件を満たす外国人は、23都市のビザ免除口岸(通関地)で72時間もしくは144時間ビザ免除申請を提出することができる。なお、口岸ごとに滞在可能地域が定められている。
ビザ申請に関して質問がある場合は、上海市出入境管理局のサービスホットライン 86-21-12367 までお問い合わせください。(24時間中国語、英語対応)