「漢院学生会」でも中国語の勉強方法についてご質問が出ましたので、今回は「口語」について、老师ではなく、フリーで活躍している日本人のAさんに普段意識していることなどを聞いてみました。
日本語を話すには表情筋の20%を動かせばいいのに対して、中国語は45%を動かす必要があると言われています。また中国語は低い声、小さい声だと4つの声調や複雑な発音を聞き分けるのが難しく、いくら正しい発音や声調で話したとしても「下手」とされてしまうのです。
声を大きく、口をしっかり動かしてみてください。それだけで、必ず「中国語が上手になった!」と言われますよ。
HSK◯級を取得しているわりには
中国語が話せない
短期間でHSK◯級を取得したけど、
あれ?思っていたより中国語が話せない…
という人、けっこういませんか?
HSKの試験内容に「口语」はありません(2021.06.15現在)。セリフのような音声を聴き続け、消去法で解けるマークシートで、点数を取るための勉強ばかりしていて、中国語を話せるようになるわけがないのです。
HSKを短期間で取得した人が陥るパターンは…
となり、中国語を話せなくなってしまう、話すのがこわくなってしまうのです。そして、HSKを気にしていない人たちの中国語が上達していくのをみて、更に話せなくなってしまう…
ここでの仕事や生活に先ず必要なのはHSKではなく、中国語でのコミュニケーションです。部下たちが、何かしらでも中国語を話してくれるのを待っていますよ。
例えばレッスンの予約日時を変更したいとき、下記のどれが正しいでしょうか?
A 我不要○号,我要△号△点,△个小时。
B 我想取消○号的预约,
我想预约△号△点到△点的课。
C 可以把○号的预约换到△号△点到△点吗?
答えは、「A」は言いたいことは伝わります。「B」も「C」も正しいです。「A」を話せない人が「B」を、「B」が話せない人が「C」を言葉にできるようには絶対になりません。とにかく簡単なことから話すしか方法は無いのです。話せば必ず上達しますから、とにかく言葉に出しましょう。
「A」レベルを話せるようになれば言いたいことは伝わりますから、気楽にいきましょう♬♪
例えば、このような違いに気づいていますか?
友人が手作り料理を持ってきた際に、
あなたが作ったの?
日本人:你做的吗?
中国人:是你 自己/亲手 做的吗?
shì nǐ zì jǐ /qīn shǒu zuò de ma ?
ランチ後のサービスについて、店員さんが何の説明も無く「コーヒー、紅茶、アイス、どれにしますか?」と聞いてきた際に、
サービス?
日本人:免费吗?(收费吗?)
中国人:是送的吗?
shì sòng de ma ?
普段から中国人が話す中国語に注目して、自分のものにしていきましょう。
会話は自分も話さなければ成り立ちません。レッスンの中に長めのフリートークの時間を設けてみましょう。授業やスピーチとは違い準備ができませんのでいい練習になります。
例えば…
15分(中国語のみ)
↓15分(中国語のみ、筆記禁止)
↓15分(中国語のみ、筆記ジェスチャー禁止)
↓20分
時間を増やしていく
老师の話を聞いているばかりにならないよう頑張りましょう。
この人の中国語は聞き取れるのに…
この人とは上手に会話できるのに…
「聞きとりやすい声」や「話しやすい人」とばかり接していると、他の人の中国語が聞き取れなかったり、話しづらく感じるようになります。また、人それぞれ「よく使う単語」「興味のあること」「話し方の癖」があるため、使う単語や話す内容が多少偏ってきます。私は、老师の指名や固定はオススメしません。
オンラインレッスンの経験がないので想像になりますが、一人きりの空間で行い、スマホなどの誘惑も多いですから、勉強に対する相当強い意志がないと難しい気がします。
特に中国語のレッスンをはじめたばかりの人には絶対にすすめません。面と向かって聞いても難しい発音や声調をオンラインで聞き取ることができるとは思えませし、映し出される教材と、老师が書くメモをひたすら見ているだけでレッスンが終わるのではないでしょうか?
可能であれば普段は学校に行ってレッスンを行い、何らかの事情で学校に出向けない場合のみオンラインがいいのかなと思いますが、いかがでしょうか?
中国語を高速で話したがる人、実は「声調」のミスが多いことに気づいていますか?
「那个....,那个那个...」
中上級者以上、高速で話したがる人に多く感じるのですが、「えっと…」「ほら…」などの意味で「那个」を乱用している人いませんか?とても聞きづらいです。「那个」をやめ、特に伝えたい部分はゆっくり&声調(抑揚)をはっきりした方が上手に聞こえますね。
「文字を入力するのとは違いやり直しがきかない」「相手の表情を見ることがてきない」ため口語のいい練習になります。「文法」など気にし過ぎる必要はありません。間違えてもいいのです。簡単な会話から、ぜひやってみてください。
以上になりますが、適した学習方法は人それぞれ異なります。色々試して、ご自分に合う勉強方法を見つけてくださいね。
※今回の内容はAさんにご協力いただきました。ありがとうございました
「口語」は話さなければ絶対に上達しません。文法を気にし過ぎず、多少違くても通じますから、先ずは積極的に話しましょう。皆さんのご来校をお待ちしています!