お名前:清水 俊太郎
職業:上海電通広告総経理
漢院通学歴:2年近く
中国語レベル:中級
朝7:30。会社に着くと22Fのオフィスに上がる。「早上好」「早」エレベーターを降りるといそいそと掃除をしながら出迎えてくれるアイさんの笑顔はいつも気持ちを和ませてくれる。
執務室に入り、テキストとノートを取り出し日課で毎日書いている中文の作文に軽く目を通す。7:40「总经理,老师来了」「谢谢,老师请进来」。
こうして私の毎朝の50分間の個人レッスンが始まる。
始めたのは1年半前。「夜は会食などあるから無理。少しずつでもいいから毎朝やろう」そう決めて漢院にお願いして平日月曜から金曜まで毎朝会社に先生を派遣してもらう事にした。
自分では言葉を習うというのはスポーツに似ていると思っている。理屈を知っているのと実際にプレー出来る事は全く別物だ。言葉も同様。ちょっとずつでいいから頭で理解するよりもまず体で慣れる。
先生が部屋に入ってくると先ずは軽い近況のやり取り。週末はどうだった?今日は中国の七夕だけど知ってた?などなど。気さくな会話で気分がほぐれると日課の作文を見てもらう。作文が終わるとテキストのすでに学習し終えた部分から書き取り。復習がてら終わったテキストのポイントポイントを読み上げてもらい、書きながら忘れてしまったところをチェックしていく。それが済むとテキストに沿った内容を順次学習。
漢院の先生は誰もがプロフェッショナルだ。よく予習しているし、教え方も的確で丁寧。こちらのレベルもよく見ていてくれる。それでいて一人一人が個性的でレッスンは楽しく、いつも笑いが絶えない。
より効果を高めたいと思ってリクエストを出すとすぐに応えてくれる。「もっとこちらから喋らせて欲しい」「敢えてノートを取りたいのでホワイトボードを使って欲しい」。わがままなこちらのリクエストに柔軟に対応してくれる。教材も同様。内容をよりビジネスよりにしたいとお願いしたら、翌日から別のテキストに切り替えてレッスンを進めてくれた。
こんなに至れるつくせりなのに、1年半でどれほど上達したかといえば、恥ずかしながらまだ思い描いていたレベルには到底達していない。それでも最初は身振り手振りでやり取りしていたアイさんとエレバーターの中でちょっと気の利いた会話ができるようになると心が弾む。
学びたい気持ちは一緒でも学びたいスタイルは人それぞれ。漢院は各人のニーズに合わせ学習させてくれる中国語向上のためのパートナーだ。よきパートナーと、これからも楽しみながら中国語の勉強を続けたい。
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