皆様、お元気にご活躍のことと思います。
上海は梅雨が明け少し曇り空ですが、蒸し暑い日が続いています。
しかし中国の北方や南のほうでは豪雨でかなり被害が出ていますね。
一方でギリシャや米国・ロスでは高温のための山火事が起きたり、
何だかこの1ヶ月ほど日本を含めた政治や金融問題で世界中がガタガタしていましたが、
自然のほうもなかなか落ち着きがありませんね。
そんな中、先週は2006年1月にNASAが打ち上げた探査機ニューホライゾンズから、
太陽系の一番端にある冥王星(実は、太陽系の一番端はもっとあることが解ってきましたが)
の写真を送ってきたニュースが飛び込んできました。すごいことだと興奮いたしました。
なんだかこういう話にはワクワク興奮させら、ちょうど探査機が打ち上げられたのが、
私が上海に滞在し始めた時期と重なるのでなおさらです。
しかし改めて思うのは、太陽系の端まで行くのに今の技術では10年近くかかるということと、
10年しか離れていない地球(光の速度では16時間)で我々のような生命が誕生したという不思議さを
どうしてもぬぐえません。
ある宇宙物理科学者が「生命誕生は10の30乗分の一の確立で存在する、したがってこの宇宙の広さから見て
何億個かの惑星に生命が存在する可能性がある」と言っていましたが、少なくとも我々の太陽系にはほとんど
可能性がない、とも言えるかもしれませんね。地球ができて約45億年、生命が誕生したのが約35億年前、
その間生命は6度の地球環境の激変で絶滅の危機に会いながらDNAを継続し、生きながらえてきました。
人間らしい種ができたのが約600万年前、現人類誕生はわずか約16万年前です。
中国の歴史5000年なんて本当にかわいらしく見えてしまいます。
いろいろと考えさせられる1週間でした。
中国語学校漢院顧問浅地安雄 上海より
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